SUN SURF(サンサーフ)
こちらは、1970年代に京都で捺染され、日系の商社トリプル・タイムス・カリフォルニア社によってアメリカ向けにシャツ用の生地として輸出されたデザインです。当時の資料は生地しか現存しておらず、シャツとして生産したメーカーやブランドはいまだに判明していません。しかし、緻密に彫られた型を幾重にも摺り重ねた完成度の高い生地であることから、熟練の職人による非常に優れた作品であることには間違いありません。デザインの元となっているのは「タンカ」と呼ばれるチベット仏教の掛け軸です。元々は僧侶が伝道の際に教義をわかりやすく解説するためのもので、この生地にもチベット密教の開祖である「パドマサンバヴァ」や男女両尊のシンボル「ヤブユム」など、チベットの仏教美術にみられるモチーフがプリントされています。作品名の「マンダラ」とは、サンスクリット語で円輪という意味を持ち、過不足のない充実した状態のことをさします。悟りの境地を示す図絵でもあり、神仏が集会(しゅうえ)する「曼荼羅」として日本の文化にも伝存しています。
ブランド |
SUN SURF(サンサーフ) |
性別タイプ |
メンズ |
モデルスペック |
177cm、66kg |
着用サイズ |
M |